シャープ株式会社創業者 早川徳次


1950年(昭和25年)頃の当社の様子


1950年(昭和25年)頃の社屋

 創業者 早川 徳次翁の「私の考え方」 (一部抜粋)

1.温かい手のぬくもり(つながり)
 なんといっても私の人生に最も大きな影響を与え感謝しなければならない出会いは、私の幼い時に近所に住んでいた井上という盲目のおばあさんと、9歳の時から10年間奉公した錺屋(かざりや)の主人坂田さんの二人である。盲目の井上さんは、継母にいじめられ、ひどい栄養不良になっている私を、住み込みのデッチ奉公に連れて行ってくれた人だ。見えぬ目のおばあさんに手をひかれて、養家のある深川から本所の坂田という店まで連れて行ってもらった。この時の井上さんに引かれた温かった手のひらのくもりは、今なおこの私の手の中に残っている。

2.奉仕の蓄積
 人生は貸しと借りから成るというのが私の持論である。誰もがこの賃借関係はさけられないものだと思う。私の奉仕はこの借りをお返しすることによってはじまった。まず良い品を安くサービスする。社員に報い、適正配当で株主にお返しをし、取引先に良くすることである。さらに広く、公共福祉のために奉仕することを忘れてはなるまい。奉仕はだれにでもできるが、無理をしたり他人に迷惑をかける奉仕であってはならない。 身障者には適材適所さえ配慮すれば決して普通の人の能力と変わりがないのである。世の事業主はハンデキャップな扱いをせず、一方身障者の皆さんも引っ込んでおらず、仕事を持って自力更生することが幸せであるとさとってほしいのである。


社名 シャープ「特選」工業の由来
戦後、シャープ(株)早川徳次創業者より「軍需品を作る仕事は終わったけど、盲人(障がい者)の新職業開拓はこれからで、皆さんは盲人(障がい者)の中から選ばれた特選者である誇りを持って働きなさい。」 と励ましのお言葉を頂戴いたしました。
以来、私どもの工場は「特選工場」と呼ばれるようになりました。
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