大阪大学医学部保健学科からの弊社ご見学について

 2012年5月24日にシャープ株式会社健康管理室で実習中の大阪大学医学部保健学科の学生4名と引率準教授1名を含む合計6名様にご見学頂きました。今回は、障がいをもつ従業員がどのように工夫をしながら仕事をしているかを見学し、また実際に作業を体験することを目的としてご来社されました。

 見学に先立ち、弊社の概要や理念等をご説明しました。社内の見学では、部品梱包と、レーザーチップ概観検査(サンプルを使用)を短時間ではありますが体験して頂く機会を設けました。見学後、以下のようなご質問、感想を頂戴しました。

 部品梱包では、業務改善として取り入れている自動ラベル剥離機や自動テープカッターを実際に使い作業を行いました。学生さんからは以下のような感想がありました。
・見ているよりも丁寧にするのは難しかった
・梱包作業を8時間続けるのは恐らく想像以上にハードだと思います

質問:聴覚障がいの方が多いですが、手話をできる人は多いのですか。
回答:皆ができるわけではありません。しかし、聴覚障がいをもつ従業員の一人が講師となり希望者が参加できる講習会もあり、手話に興味を持っている従業員は多いです。

質問:ご家族とのつながりはありますか。
回答:あります。休みが多い等、気になることがある場合は直接連絡をとる時もあります。私生活に踏み込むには限界がありますので支援機関と連携をとり相談して動いてもらうこともあります。

質問:各障がいについてまとめた「コミュニケーションマニュアル」を作る際に、当事者の意見を参考にすることもありますか。例えば、最近になり少しずつ認知されてきた発達障がいなどは、まだわからないことが多いと思いますので。」
回答:基本は、専門家の方が監修されたものから抜粋し、活用しやすいように纏めています。しかし、当事者の声を参考にした障がいもありますし、社内で実際にその障がいを持つ人たちと仕事をして初めてわかる必要な配慮や、工夫等の具体例を用いて纏めています。

質問:障がいをもつ人たちが必ずしも受け入れられていると言えない社会ですが、このように障がいがある人がいることが当たり前の雰囲気で取り組むために何か工夫などありますか。
回答:障がいがある、なしは全く気にしない。仕事ができる、ということは会社の中では健常者と同じです。できない事に対してのみ配慮をしています。会社設立当時からの早川創業者の思いがつまった社風が今でも受け継がれているのだと思います。

感想:
・現場を見て1つの仕事をするための工夫がたくさんあり、その仕事をできるようになるためにはどうすればよいのか考えているようすがよく分かりました。
・障がいを持っていても人の権利として「働くこと」は認められており、一人ひとりの人権を尊重していると感じました。
・実際に少し作業を体験して、1日その作業を行なうのは大変だと感じました。しかし皆さん継続されているのは、社内での人間関係が豊かで良いものでないと継続は難しいのでは、と感じました。
・持っている障がいをマイナスと考えず、できることを見つけ工夫さえすれば持っている力を出し切ることができるので、工夫は大切と思いました。

意見交換の場だけでなく社内見学中にも様々な質問や意見を頂戴し、大変意欲的に学ばれていると感じました。また、6月1日に弊社で従業員向けに行われた健康診断の際にもご来社頂き、その様子をご見学頂きました。健康診断を受ける従業員に同行され、日ごろの健康管理や、会社での健康診断以外にどのような健康診断を受けているか、など質問されていました。皆さんが学校を卒業され、障がいを持つ人々を深く理解された保健師・看護師さんとなられ、医療の現場でご活躍されることを願っています。

シャープ特選工業は、今後も各団体との連携を深め、見学・実習生の受入、講演活動を積極的に進めて参ります。

             

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