キャリア教育支援活動 出前授業(静岡・福岡・愛媛編)

 今年5月より始めた全国の聴覚支援学校に出向く出前授業※は、9月末時点で訪問数が10校に達しました。今回は静岡県立静岡聴覚特別支援学校、福岡県立福岡聴覚特別支援学校、愛媛県立松山聾学校での出前授業の様子をご紹介致します。

 出前授業では授業後に質疑応答の時間を設け、生徒さん、先生方、(ご見学された)保護者様からの質問にもお答えしております。生徒さんから頂戴する質問からは、将来社会に出る時の不安、期待等を感じることが出来る質問が多くありました。その一部をご紹介させて頂きます。

生徒さんの質問
【質問】職場ではコミュニケーションが大切なことが分かりましたが、その為に用意しておくとよいものは何ですか。
【回答】「かきぽん」という簡易筆談機は便利です。又、健聴者でも手話が出来る人もいますので、手話を覚えることや、口話の読み取りが出来るようになるとよいと思います。
【質問】会社に入って一番大切な事は何でしょうか。
【回答】コミュニケーションをとる事です。問題が起こった時にどのように解決をするか、筆談出来なかったり、口話が読み取れないとコミュニケーションは難しいです。学生の間に、その為のスキルを身につけるといいと思います。
【質問】和歌山ろう学校にいる時に現場実習に行きましたか。
【回答】はい、行きました。理容科にいる時には現場実習も体験しました。
【質問】仕事をして嬉しいと感じたのはどんな時ですか。
【回答】健聴者から仕事で分からないことがある時等、いろいろと支援してもらったことは嬉しかったです。

生徒さんの感想
・働く時にチームワークが大切と教えて頂き、ありがとうございました。今日聞いた講演を大人になって働く時に役立てたいです。
・講演で教えて頂いた通り、コミュニケーションは大切で、健聴の人に伝える為には筆談が必要と思いました。これからの進路に活かしていきたいです。
・作業は楽しかったです。チームワーク、コミュニケーションの大切な事を教えて頂きました。クラブ活動にも活かしていきます。
・今日の話を聞いて、なるほどなぁと思いました。挨拶やきちんとした生活をする事は仕事をする上で大切と分かりました。今後もがんばります。

        

先生からの感想
・企業で働く立場から、必要な資質などを教わるというのは有意義でした。
・コミュニケーションの大切さについても経験を元に話をして頂き、筆談の大切さを知ることができたように思います。今後もこのようなかたちでキャリア教育の授業のひとつとして活用していきたいと思う。
・作業や動画といったわかりやすい講演で、とてもよい時間でした。
・具体的で実践的で生徒の将来のために本当に役に立つ授業だったと思います。
・障がい者が働きやすくするための工夫がしてあり、工夫すれば障がいを持ってい人も働けることがよくわかりました。
・子供達にはわかりにくい面もあったと思うが 職場で必要とされる力についての話は大変参考になりました。

 訪問する学校により、生徒さんの手話の理解度、参加下さるお人数等様々です。そのような中で、生徒さん、先生方に授業内容をご理解頂ける環境を作る為、事前に先生方と連携をとらせて頂き、情報交換を重ね、ご協力頂きながら出前授業当日を迎えています。

講師も参加される生徒さんに分かりやすく授業を行うよう工夫を重ねています。
今回、担当した講師に授業を振り返ってもらいました。
「小学生にも対応できる簡単な手話表現を用いて例を分かりやすく説明することがポイントだと思いました。又、生徒さんの顔を見ながら進めていくことも必要と感じました。」
「手話の読み取りが出来る生徒さんばかりではないので、手話通訳等、情報保障を担当される先生とより連携を密にとり、手話表現も分かりやすくする必要があると思いました。」

        

 キャリア教育支援活動は、「職場見学(来社型)コース」「職場体験実習(来社型コース)」と「出前授業(訪問型)コース」の合計3コースあり、唯一の訪問型である出前授業の要請が全国各地から寄せられています。今後も全国を講師が駆け巡り、出前授業を行なって参ります。

 シャープ特選工業(株)は、今後も継続して障がい者のキャリア教育支援を積極的に行動して参ります。
※シャープ株式会社の社会貢献活動の一環として、CSR推進本部と協力しシャープ特選工業の聴覚障がいを持つ社員が、全国の聴覚支援学校に出向き出前授業を行う取り組み
キャリア教育出前授業関連ページ(弊社HP掲載記事)
・社会貢献活動 出前授業
・キャリア教育支援活動 出前授業スタート
・キャリア教育支援活動 出前授業(葛飾・立川・富山編)

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