バックナンバー 2013年
                                                                                       

弊社は11月1日にジョブコーチ・ネットワーク主催、職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修から受講生8名を研修最終日の
事業所実習として受け入れました。当日は職場での実習に先立ち、障がい者雇用を行う弊社の歴史や業務内容、
支援者との連携等ついてプレゼンテーション形式でご説明しました。また、実際に業務を行っている職場を見学頂き、
弊社の企業理念について理解を深めて頂きました。



弊社の障がいのある社員が職場見学の案内をしました。

  実習中は、弊社のジョブコーチ有資格者や障がい者が直接指導に当たる現場もあり、障がい者と共に働くことを体験するだけでなく、普段実習を体験されている障がい者の方々と同じように一日を過ごして頂きました。
また、現在自分の現場で困っている場面に対して具体的に質問をされる実習生に対して、障がい者への指導方法や
長期就労に向けたアドバイスも行いました。

実習の様子と、感想をご紹介します。


「一緒に仕事をして頂いた聴覚障がいのある社員は勤続10年の方で、現場の責任者が離れていても淡々と仕事をされていました。
責任者がいなくても現場を任されている状況から、本人の自覚となり、モチベーションに繋がっているのかなと感じました。」

      
「すぐ近くにキーパーソンとして社員の方がいらっしゃって下さったので、声掛けしやすい環境であると感じました。
ナチュラルサポートをしっかりされていると感じました。」


「実習として実習生への指示書を作成するにあたり、この程度の作業がわかっているだろうという前提で書いてはいけない、
文章は長くてはダメ、短すぎると理解できないのではないか、文章にするのは難しいと感じました。
自分自身の工夫として写真などで視覚で理解できるようにと意識しました。」


「障がい者と健常者の区別がつかないぐらいしっかり仕事をされていました。また高度なお仕事をされている印象を受けました。」


「感心した点は部屋の中に常にスタッフがおり、トラブルに対してすぐに対応できているところです。
報連相ができる環境づくりが大切なのだと感じました。」


「自分自身、聴覚に障がいのある方と接するのが初めてで、座学で覚えた手話を実習では緊張で忘れてしまうぐらいでしたが、
現場担当の聴覚障がいのある社員さんが、「私は口話で口の動きをゆっくりして頂けたら大丈夫です」と言って頂けたので、
リラックスして実習できました。掃除や休憩の合間にお話などもできたことが楽しかったです。」

  各職場での実習終了後に弊社のジョブコーチ有資格者を交えて振り返り会を実施致しました。その中で実習生より頂いた
質疑応答の一部を紹介します。

実習生「私の職場は就労移行です。私は発達障がい・自閉症の方を担当しています。私が実習を受けました部門でも色々と工夫をしていましたが、シャープ特選さんは60年以上続いている会社で、工夫などを考えていく社風・風土などがあれば教えて欲しいです。」

弊社社員から、「社風は経営信条に『創意は進歩なり、常に工夫と改善を・・・』と書いてあるように、シャープ全体で取組んでいます。
もう一つは小集団活動を通して、半期毎に職場での課題を抽出し、スケジュールをたてて取組んでいます。
そもそも、工夫をすると、みんな楽に作業ができます。楽をする為に工夫をするんです。ジョブコーチ研修を私が受けた際、
障がい者がやりやすい工夫は健常者の人もやりやすいと教えて頂きました。一つ一つ経験を重ねることで日々変わっていきます。
より良い姿に変わっていく経験が同じような活動をしていこうと言う意欲につながっていきます。その経験が積み重なっていけば、
チームとして一つに固まっていく。これが今後の改善などにつながっていくと思っています。」

実習生「ジョブコーチの5名は主に職長の方が取られていると聞きました。会社にとって職長がジョブコーチの資格を取ることで、
どのようなメリットがあるか教えて欲しいです。ジョブコーチの役割などをスタッフへの教育に繋げたいと思っているのですが、
何かアドバイスがあればお願いします。」

弊社社員から、「私が認識しているジョブコーチの役割は、障がいのある方が働いていける環境を整えることだと思います。
権限のある私が手順を決めたり、作業を決めたり、指示を出したりしていますが、最終的に私自身1人で考えるのではなく、
周りのアドバイスを貰い相談しながら決めています。決めた後に私がメンバーにすべて伝えています。
ジョブコーチはジョブコーチの資格を持っていない人にどう伝えていくかが大切だと思っています。」

その他、どのような支援、指導などが障がいのある方々の長期就労につがなるのかと言う意見を多く頂きました。


時間の許す限り質疑応答などで情報交換をさせて頂きました。

 職場適応援助者養成研修を終えられた皆さんが、各企業・支援施設等に戻られご活躍されますことを願っております。
シャープ特選工業株式会社は、今後も各団体との連携を深め、見学・実習生の受入を積極的に進めて参ります。

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