キャリア教育支援活動 出前授業(大阪市立難波特別支援学校 編)

2012年度から全国の聴覚支援学校を対象に開始した出前授業は、今年度より知的障がい者にも対象を広げ、述べ9校(他、聴覚支援学校にて20校)で行いました。
12月に掲載した出前授業以降の様子をご紹介いたします。

・12月15日 大阪市立難波特別支援学校(高等部3年生)
・12月19日 大阪市立難波特別支援学校(高等部2年生)

今回は卒業を間近に控えられた高等部3年生と、これから就労に対してより意識を高めていく時期の高等部2年生を対象にそれぞれの目的を持って行う、という学校様のご要望を受け、学年ごとに実施しました。

【各学年の授業の目的】
3年生:
「社会人って何をしているのか」「会社とはどんな所なのか」を授業を通して学び、「卒業までの間に何をしなければならないのか」を気づいて欲しい。
2年生:
進路に向けて考えておかなければならないことを明確にし、障がいがありながら働くことについて知って欲しい。

授業前の様子です。
授業を聞いてくれる生徒さんたち、そして授業をする私たちお互いの緊張をほぐすために問いかけをしながら行っています。
今回は卒業間近の3年生には「卒業が不安?」と投げかけてみました。
すると思っていた以上の生徒さんたちが手を挙げられ、ほんの少し心情を知ることができたように思います。
(因みに写真は別の問いかけをしている場面で、数名しか挙げられていません…)

2年生には「進路の勉強(将来)を難しいと感じる人は?」と投げかけました。
こちらは意外と少なく、時代の流れからキャリア教育に力を入れておられる学校様やご家庭のご尽力を感じました。

                           

授業を行った教室は学年でそれぞれ違い、生徒さんとの距離感などを感じながら授業を行いました。(写真左:3年生、左:2年生)
3年生は社会経験をそれぞれ積んで来られた中での真剣さや、自分ごととして捉えて聞いてくれていたように感じました。
2年生は先生より「生徒には家事等手伝いを行うよう指導している」というお言葉をヒントに、普段どんな手伝いをしているか生徒さんに問うたところ「〇曜日は風呂掃除、〇曜日は皿洗い」など、具体的な返答が多く聞かれ、学校と家庭が連携して生徒さんの自立を促している様子を感じました。

普段の出前授業ではグループワーク等を行い、休憩時間を含めて100分授業ですが、入念に先生と事前打ち合わせを行い、ご要望から50分授業で行いました。
なので今回の授業では以前紹介したグループワーク等は行っておりませんが、生徒さんは最後までしっかりお話しを聞いてくださり、私たちにとっては本当にあっという間の50分でした。


以下、生徒さん・先生方からの感想を紹介します。
【3年生】
・実習では指示通り行うだけで良かったが、働くと自分で考えて動かなければならないから不安です。
・規則正しい生活を送ったり身だしなみを整えたりすることは今の学校生活と同じだということに気が付いた。
・働くことの楽しさや厳しさを知ることができました。今日のことを社会人になって生かせるように頑張ります。
【2年生】
・わからない事があったら聞く必要がある事がわかりました。適当に仕事をしたらお客さんが迷惑するので勉強になりました。
・授業を受けて、会社ではたらくって言うのが苦しいなって思いました。
・相手にわかりやすいようにお話ししたいです。あいさつをしっかりする。


また、宿題として「高校を卒業して3年後、どのような大人になっていたいですか?」という問いを投げかけました。
ご紹介いたします。
【3年生】
・人から頼りにされる大人になりたい。また、自分で物事をはんだんできる大人になりたい。
・社員の人達に信頼をしてもらえる、立派な大人になる事と、学校の先生やお母さんに恩返しがしたいです。
・独りぐらしをして、自立して、自分でかせいだお給料で買いたいものを買うことです。
・3年後には自分の仕事に自信を持っていてしっかりとした自立した大人になっていたいです。
【2年生】
・しっかりと働いて、そして家族を守った生活をしたいです。
・誰にでも優しくできる、周りの人に信頼される大人になりたいです。
・悪いことはしない立派な大人になりたいです。  


2012年度から始まった出前授業は3年間で聴覚支援学校延べ74校、1529名の生徒さんに受講頂きました。また、2014年度からは知的障がいのある生徒さん対象に大阪府内で出前授業を始めており、支援学校延べ9校、194名の生徒さんに受講頂いております。この3年間、生徒さん、先生方から頂いた意見を参考に、より分かりやすい、学校でのキャリア教育の一環として活用頂ける内容を目指して取組んできました。次年度も活動の継続を予定しており、詳細決まり次第当社HPにてご案内予定です。


 キャリア教育支援活動は、「職場見学(来社型)コース」「職場体験実習(来社型コース)」と
「出前授業(訪問型)コース」の合計3コースあり、唯一の訪問型である出前授業の要請が全国各地から寄せられました。
2年目となる2013年度の当活動は、2012年度同様延27校にて実施致しました。

シャープ特選工業(株)は、今後も継続して障がい者のキャリア教育支援を積極的に推進して参ります。


キャリア教育出前授業の詳しいご案内
http://www.tokusen.sharp.co.jp/new/social_action_program/info_demaejyugyou/demaejyugyou.html

 トピックス  2014年
                                                                                                                                      
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