雨の多い季節になりましたね。
私は雨が降ると『洗心』という言葉を思い浮かべます。
人は雨が降ると憂鬱になったりしますが
私は逆に「世の中の澱んだものを全て洗い流しておくれ」と願います。
汚れた空気だけでなく、世の中の全てを清らかなものにしておくれと。
私の心に潜む負の部分までも洗い流しておくれと・・・。
シャープ特選工業には、「洗心」そう書かれた書が飾られています。
それは、創業者 早川徳次が書かれたものです。
早川徳次は晩年、朝に書の練習をされていたそうです。
この書はどんな時に書かれたものなのでしょうか。
清らかな朝だったのか、雨の日だったのか。
どんな心情の時だったのか。
何かに感動し、心が洗われた時。
それとも、心をリセットさせたかった時。
私は雨が降る度に、そんな物語を想像します。